アナベルの花と、ちょうちょの旅立ち ─こどもたちと見送った小さな命—

今年もアナベルの花がきれいに咲きました。
真っ白な花びらがやわらかく揺れて、見るたびにやさしい気持ちになります。

「アナベルキッズ」の名前の由来も、このアナベルの花から。
小さな白い花がたくさん集まって大きなひとつの花を咲かせるように──
こどもたち一人ひとりの力が重なり、大きな“できた!”や“育ち”につながっていってほしい。
そんな想いを込めて名づけた事業所名です。

そしてこの日、自然の中でのもうひとつの出会いがありました。

先日見つけたサナギが、朝、ちょうちょへと孵化していました🦋
命の変化を間近に感じたこどもたちと一緒に、
咲き誇るアナベルの花のそばまでそのちょうちょを連れて行き、
「バイバイ!」「とんでいってね」と声をかけながら空へ放ちました。

飛び立つ瞬間を見守るこどもたちの表情には、
驚き・よろこび・少しのさみしさ──さまざまな感情が混ざっていたように感じます。

一つの命と関わり、見守り、送り出す。
アナベルの花のように、こどもたちの心にも、
やさしさの花がそっと咲いたような時間でした🌿