光が透ける、わたしだけの傘 ─“選ぶ・作る・見つける”が育つ時間—

鹿児島市福山町にある児童発達支援事業所アナベルキッズでは、ひとりひとりの“やってみたい!”を大切に、
製作活動もその子らしい気づきや選択が育つ時間として取り組んでいます。

この日は、透明シートを使ってオリジナルの傘作りを行いました☂️

活動のはじめには、使う台紙の色を自分で選ぶ場面もありました。
希望が重なってじゃんけんになると、悔しさから涙がこぼれる場面も…
それでも気持ちを切り替えて別の色を選び直したり、
他のお友だちの希望を見越して自ら色を変える姿もあり、
“譲る・選び直す”という経験のなかで心の成長も見られました。

色塗りでは、枠の中を塗ることや、
ペンの貸し借り・キャップの扱いにも気をつけながら、
「どんなふうに塗ろうかな?」と考えながら取り組むこどもたち。
終わりの時間を伝えると、ペースを調整しながら仕上げる様子も見られました。

飾り付けでは、「10枚取ってね」と伝えると声に出して数えたり、
途中で数が分からなくなっても一緒に数を確認して取り直したり──
数に触れる機会や、お友だちとのやりとりも自然と生まれていました。

仕上げにライトを当ててみると、
光に透ける傘の模様や花びらの影がきれいに浮かび上がり、
「わぁ〜!」「きれい!」とうれしそうな声があがりました✨

色を選び、数を数え、作って、見て、感じて…
製作を通して、こどもたちのいろいろな気持ちや工夫が広がる時間となりました🌈