外へ出て間もなく、草むらでピンク色のバッタを見つけました。
透明な虫かごを囲み、色や形、動く様子をじっと見つめるこどもたち。
見慣れた緑の中に、ひとつだけ違う色。
思いがけない出会いに足を止めたところから、この日の自然観察が始まりました。

「咲いたね。」ひまわりとの再会


ピンク色のバッタを観察したあとは、みんなで育ててきたひまわりのもとへ向かいました。
つぼみだった花が大きく開き、こどもたちの背より高く茎を伸ばしています。
顔を近づけて花の中心をのぞいたり、花びらにそっと手を伸ばしたり。
自分が植えた場所を確かめ、おうちの人にも見せたいと話すお友達もいました。
植えた日の小さな種と、目の前の大きなひまわり。
その間に流れた時間まで、こどもたちはそれぞれのまなざしで受け取っているようでした。
「ほかにもいるかな?」草むらの中へ


ひまわりを見たあとは、虫取り網と虫かごを持って草むらへ。
立ったまま辺りを見渡すお友達。しゃがんで葉の陰をのぞくお友達。スタッフと同じ場所に目を凝らすお友達。
草が揺れるたびに足を止め、見つからなければ少し場所を変えて、また探します。
虫かごのバッタを一匹ずつ数えながら、「匹」という数え方を確かめる場面もありました。
カマキリやカタツムリとの出会いもありました。
虫への少し怖い気持ちは言葉で伝えながら、それでも自分が探してみたい虫を選ぶ姿がありました。
見つける。確かめる。もう一度探す。
夏の草むらが、こどもたちの「もっと見たい」を次々に引き出していました。
「見て見て。」見つけた喜びを一緒に



虫かごの中をのぞき込むと、自然とお友達やスタッフの顔も近づきます。
「見て見て。」
見つけた虫を持ち寄り、色や大きさ、動き方を一緒に確かめるこどもたち。
そっと手のひらにのせて、近くから眺める姿もありました。
自分で見つけたうれしさが、誰かに伝えるうれしさへ変わっていきます。
小さな生き物を真ん中に、ことばと笑顔が行き交う時間になりました。
【五感と心のしおり】🌿
- 👀 みる:ピンク色のバッタや咲いたひまわり、草むらの小さな動きを見つめる時間
- 👂 きく:草が揺れる音や、お友達の「見つけた!」という声に耳を傾ける時間
- 🖐️ さわる:花びらや草、虫取り網に触れながら、夏の自然を感じる時間
- 👃 かぐ:花や葉、土の香りを感じながら、季節の中を歩く時間
- ✨ あじわう:自分で見つけ、確かめ、誰かと分かち合う喜びを味わう時間
🌻 変化に気づくまなざし:育ててきたひまわりの成長や、いつもの景色の中にある違いを見つける力
🦗 「もっと見たい」という好奇心:ひとつの発見から、次の生き物や場所へ興味を広げていく気持ち
🤝 発見を分かち合う喜び:見つけたものをお友達やスタッフと一緒に確かめ、ことばや表情で伝える経験
今回の自然観察は、一匹のピンク色のバッタとの思いがけない出会いから始まりました。
その中では、虫かごをじっと見つめる姿、育てたひまわりの変化を確かめる姿、草むらにしゃがみ込んで探す姿、少し怖い気持ちを言葉にしながら、もう一歩近づいてみる姿など、さまざまな心の動きが見られました。
ひとつの「気になる」が、次の「見てみたい」へつながり、見つけた喜びはお友達やスタッフとのやり取りへ広がっていきました。
特別な発見は、遠くへ出かけなければ見つからないものではありません。
いつもの道。いつもの草むら。見守ってきたひまわり。
その中にも、まだ知らない色や形、小さな命が隠れています。
これからもアナベルキッズでは、こどもたちの「気になる」という心の動きを大切にしながら、立ち止まり、確かめ、誰かと分かち合う経験を一緒に積み重ねていきたいと思います。
🌿 見学・ご相談について
アナベルキッズでは、五感を使った活動やクッキング、自然との触れ合いなど、さまざまな体験を通して、こどもたち一人ひとりの「やってみたい」という気持ちを大切にした支援を行っています。
鹿児島市や日置市で療育をご検討中の方、児童発達支援の利用をご検討中の方は、お気軽にご相談ください。
見学やご相談は随時受け付けております。

