こいのぼり制作で広がる“つくる”の世界

アナベルキッズでは、季節にちなんだ制作活動を通して、“つくること”の楽しさや、“できた”の自信を大切にしています。
この日は、アイロンビーズを使って、立体のこいのぼりづくりに挑戦しました🎏

活動では、あらかじめ準備された見本を見て「つくってみたい」と目を輝かせるこどもたちの姿がありました。
一つひとつのビーズの位置を確認しながら慎重に並べたり、自分なりに色分けして工夫する様子も。
完成をイメージしながら、静かに集中して取り組む時間が流れていました。

ピンセットを握る手に力が入りすぎてビーズが震えてしまう場面もありましたが、「軽く持ってみようか」と声をかけると、少しずつ力加減を意識する様子が見られました。
また、周囲の様子が気になって手が止まることもありましたが、「あと何分くらいで終わるよ」と時間の目安を伝えることで、気持ちの切り替えにもつながっていきました。

自分のペースで、時には「ここ手伝って」と頼りながら、最後まで作り上げると、
「できた!」「玄関に飾るんだ♪」とうれしそうに教えてくれる姿もありました。

職員がアイロンで仕上げる工程では、「なんでくっつくの?」と不思議そうに尋ねるこどもも。
ただ作るだけでなく、“どうして?”と考えるきっかけにもなっていたようです。

少し戸惑いがあったこどもも、声かけや一緒に取り組むなかで“自分でやってみたい”という気持ちが育ち、完成に向けて一歩ずつ前に進んでいました。

季節の制作活動は、感覚・手先・集中・思考・やりとり…
たくさんの“育ちのたね”がつまった時間。
こどもたち一人ひとりの“つくる力”と“やってみたい”が、今日もそよ風のようにふわりと広がっていました🌱