年長さんたちがリクエスト活動で作り上げた、大きなお家。
その隅っこにあった小さな段ボールのポストが、アナベルキッズに「想いを伝える」という
魔法をかけてくれました。
ご兄弟の間で交わされた一通のお手紙、
そして、その感動から生まれた大きな赤いポスト。
旅立ちを控えたお友達が、お家でじっくりと
時間をかけて綴ってきてくれた
最後のお手紙。
「ありがとう」が溢れた、
連載最終回の物語をお届けします。


たった一枚の笑顔が教えてくれたこと
きっかけは、一人の弟くんがポストに託した小さな勇気でした。
大好きなお兄ちゃんへ、いつもは照れくさくて言えない「だいすき」を文字や絵にのせて。
そっと投函されたそのお手紙をお兄ちゃんが受け取った瞬間、お部屋はパッと明るい光に包まれました。
冒頭の写真にある、お兄ちゃんの最高の笑顔。
恥ずかしそうに顔を赤らめながらも、弟くんからの想いを宝物のように握りしめるその姿に、見守っていたスタッフも思わず心が震えました。
「伝えたい」という主体性と、「受け取る」という喜び。
たった一通のお手紙が、お家遊びを「心の交流」という特別な時間へと変えてくれたのです。

みんなの想いを守る、大きな赤いポストの誕生
「この素敵な絆を、もっとみんなで分かち合いたい」
そんな想いから、新しいプロジェクトが始まりました。
今の小さなポストも素敵だけれど、もっとみんなの「ありがとう」や「だいすき」をたくさん受け止められる、大きなシンボルを作ろう!
そうして生まれたのが、鮮やかな赤色の大きなポストです。
大きな段ボールをみんなで真っ赤に塗り上げ、一つひとつ筆あとを重ねて。
自分たちの手で作り上げたそのポストは、アナベルキッズの絆を象徴する、世界に一つだけの場所になりました。

旅立ちの日に届いた、お家で綴った「最後のお手紙」
完成したばかりの大きな赤いポストに、ある日、特別な「想い」が届けられました。
もうすぐ卒園を迎える年長のお友達に向けて、年中のお友達がお家で一生懸命に書いてきてくれたお手紙です。
よく帰りの車で一緒になっていた、大好きなお友達へ。
車内での楽しい思い出や、伝えきれなかった感謝の気持ち。
「お手紙を書きたい」という真っ直ぐな想いから、お家でじっくりとペンを握り、想いを形にしてきてくれたのです。
あたらしいポストを使って手渡されたそのお手紙。
「読んでもいい?」と尋ねると、恥ずかしくて顔を隠してしまう姿もありましたが、その温かな内容に、受け取ったお友達もスタッフも、みんなの心がジーンと熱くなりました。


五感と心のしおり
🌿 五感で感じるひととき
- 👀 みる : お兄ちゃんの満面の笑顔と、恥ずかしそうに顔を隠す年長さんの可愛らしい仕草
- 👂 きく : 「お手紙、入ってる!」という弾んだ声と、お手紙を読み上げた時の温かな空気
- 🤝 さわる : みんなで塗った赤いポストの感触と、お家で綴られた少し重みのあるお手紙
✨ 心の奥に、そっと芽吹くもの
- 🧡 深い感謝の心 : 旅立つお友達に「伝えたい」と思い、お家で行動に移した年中さんの優しさとたくましさ
- 🌟 「特別」を受け取る幸せ : 自分のために用意された言葉が、心の真ん中を温める心地よさ
- 🌈 受け継がれる想い : 年長さんの姿を見て、「自分も誰かを喜ばせたい」と感じる次世代へのバトン
年長さんの「やりたい!」から始まった大きなお家。
そこから生まれたポストは、いつしかみんなの「想い」を守る大切な場所になりました。
弟くんからお兄ちゃんへ、そして旅立つお友達へ。
アナベルキッズという「おうち」の中で育まれたこの温かな絆は、たとえ場所が変わっても、こどもたちの心の中でずっと輝き続けるはずです。こどもたちの「やりたい」が、誰かの「うれしい」に変わる場所。
明日もまた、このポストにはどんな素敵な物語が届くのでしょうか。連載「想いをつなぐ、大きなおうち」、最後までお読みいただきありがとうございました。

