「雪が降るかなぁ?」
そんな期待を込めてお話をしていた数日後、この日の朝、外は予報通りの銀世界が広がっていました 。
「雪で遊びたい!」
来所してすぐのお友達の弾んだリクエストに応え、アナベルキッズではさっそく外へ飛び出しました。
特別な朝の、冷たくて温かな物語をお届けします。


川沿いの道で見つけた、冬の宝物
朝の支度をパパッと終えると、みんなで川沿いの道まで雪を集めに出かけました 。
辺り一面の白い雪を見て、子どもたちの瞳はキラキラと輝きます。雪合戦で元気に駆け回る子、慎重に雪だるまの形を整える子 。なかには、雪の塊を絶妙なバランスで積み上げて、自分だけの「雪の塔」作りに挑戦する頼もしい姿もありました 。スコップの使い方の約束を守りながら、安全に、そして全力で冬の感触を楽しみました 。


「冷たい!」から「温かい」へ。五感で知る冬の温度
夢中で遊んでいるうちに、手袋や靴下もしっとり。
「冷たかったけど、楽しかった!」
そんな満足げな表情でお部屋に戻り、真っ赤になった手を温かなお湯に浸しました。
指先がじわ〜っと解けていく感覚に、思わず「あぁ〜っ」と声が漏れます。
温かな服に着替えて一息つく時間も、また大切なひとときです。
非日常のなかで見せるお友達の集中力や、お互いに雪を譲り合う優しさ。雪遊びという一つの体験が、心と体を一回り大きく成長させてくれたように感じます。


五感と心のしおり
🌿 五感で感じるひととき
- 👀 みる : 鹿児島では珍しい銀世界と、積み上げられた雪の塊
- 👂きく : 雪をふむギュッギュッという音と、川沿いに響く歓声
- 🤝 さわる : じんわり冷たい雪の感触と、お湯で温めたときの手のひらの感覚
✨ 心の奥に、そっと芽吹くもの
- 🌈 他者との調和 : 道具の使い方を守り、みんなで安全に遊ぶという約束
- 🌟 探究心 : 「どうすれば高く積めるかな?」と、重さやバランスを考える力
- 🧡 達成感 : 自分でリクエストした遊びを、思い切りやり遂げた満足感
お部屋のあとの、小さなお話
遊び終えたあとのお部屋では、雪の冷たさを忘れるほどの温かなおしゃべりが続いていました。
「次はいつ降るかな?」「またみんなで遊びたいね」
そんな声を聞きながら、お友達が感じた「驚き」や「喜び」を、これからも丁寧な支援のベース(土台)として積み重ねていきたいと強く思いました。
ありのままの自分でいられるこのお部屋が、お友達にとって「次の一歩」をふみ出すためのエネルギーを蓄える場所であり続けられるよう、これからも一人ひとりに寄り添い、大切にお迎えしていきます。
窓から差し込む光のなか、響き合った笑い声が、今もお部屋を優しく包み込んでいるようです。そんな穏やかな毎日に感謝を込めて。

