「これ、パパやママ、弟にも作りたい!」「幼稚園の先生とお友達にも見せたい!」
この日のアナベルキッズで行われたコマ作り。
活動が終わったあとの自由遊びの時間、お部屋にはそんな優しい「誰かを想う声」が溢れていました。
ただ形を作るだけでなく、自分の手で作ったもので誰かを笑顔にしたいと願う心。
そんな、お友達のなかに芽吹いた「社会性への大切な一歩」をお届けします。


「これに決めた!」と言葉で届ける自分の気持ち
活動の始まりは、使いたい折り紙を言葉でスタッフに伝える練習からでした。 座っている場所から、色や柄、左右の位置をよく見て伝えます。
「ユニコーンの絵があるのがいいな」と特徴を捉えて伝える子や 、「右はどっちだったかな?」と一生懸命に位置を考えながら伝える子の姿がありました。
自分の「やりたい」を相手に正確に伝える難しさを感じながらも、伝わったときの嬉しそうな表情がとても印象的でした。


集中して折る、指先に宿る達成感
制作が始まると、お部屋は静かな熱気に包まれました。
折り方の説明を真剣に聞きながら、一折りずつ丁寧に指先を動かしていきます。「わかる!」と先に進みたくなってしまう気持ちを抑えて、合わせる場所を意識して折る練習も頑張りました。完成したコマを、手を前後にこすり合わせて勢いよく飛ばすと、くるくると綺麗に回り出します。
「難しかったけど、できるようになって嬉しい!」とはじける笑顔で伝えてくれた瞬間、その喜びは確かな自信へと変わりました。



五感と心のしおり
🌿 五感で感じるひととき
- 👀 みる : 大切な人の顔を思い浮かべながら選ぶ、色とりどりの紙
- 👂 きく : 「教えたい!」と意欲に燃える声と、伝わったときの喜びの声
- 🤝 さわる : 誰かのためにと、一折りずつ丁寧に力を込める指先の手応え
✨ 心の奥に、そっと芽吹くもの
- 🌈 他者への関わり : 自分の喜びを「誰か」と分かち合いたいと願う心
- 🌟 自信の深まり : 「教えられるようになる」という高い目標に挑む勇気
- 🧡 貢献する喜び : 家族や仲間のために作ることで感じる、確かな自己肯定感
お部屋のあとの、小さなお話
活動が終わったあとも、お部屋には温かな余韻が続いていました。 自由遊びの時間には「パパやママ、弟の分も作りたい!」と、ご家族全員分のコマを一つひとつ柄を選んで折り進める子の姿がありました。 ご家族の名前を書いて大切に持ち帰る様子から、大好きな人を想う優しい気持ちが伝わってきました。
また、おうちに帰ってからも「幼稚園の先生やお友達にも見せたい!」と、キラキラした表情で話してくれた子もいたようです。「自分でできた!」という喜びが、「誰かに届けたい」という優しい意欲(ベース)に繋がっていく、そんなお友達の心の育ちを、これからも大切に見守っていきたいと思います。
ありのままの自分でいられるこのお部屋が、お友達にとって「次の一歩」をふみ出すためのエネルギーを蓄える場所であり続けられるよう、これからも一人ひとりに寄り添い、大切にお迎えしていきます。
窓から差し込む光のなか、響き合った笑い声が、今もお部屋を優しく包み込んでいるようです。そんな穏やかな毎日に感謝を込めて。

